江戸城外堀探索① 牛込~呉服橋
かねてよりの念願だった江戸城の外堀探索。諸般の?事情により、ツィートはしていませんでしたがコツコツと歩いておりました(笑)
まずはここまでの成果を繋げてレポート♪
北西に位置する牛込御門跡からスタートし、反時計回りに歩いてみます♪
今回のレポートの執着点は呉服橋御門跡まで。
※一日で歩き切った訳ではないのであしからず。
まずはこちら、先日のブログにも載せました牛込御門の石垣。外濠通り沿いに市ヶ谷方面へ向かいます。
牛込御門を俯瞰で観た様子(2014年9月2日撮影)
左側の石垣に白っぽい石が混じっていますね。2013年頃に石垣の補修工事をしたようです。
市ヶ谷から牛込御門のある飯田橋方面を振り返る。ここの外濠は本当に立派。
市ヶ谷御門跡。ここを古写真と比較してみると…
こんな感じ。土橋の真ん中で橋が架かっている辺りから門までの間が、現在では線路が架かっている辺りに相当するのかな?上の写真と比べてみてください。
市ヶ谷御門跡から四谷方面。
今度はあちらへ向かいますよ♪
外濠通り沿いにある運動公園への階段。この高低差でも外濠の規模がお分かり頂けると思う。。。
目を凝らすと思わせぶりな石が…。
そして、四谷御門跡。四ツ谷駅を出てすぐですよ。
四谷御門跡から少し進み、喰違御門跡方面。
グラウンドの様な所が堀底で向こう側は土塁。そして写真右手の緑のネットの奥が喰違御門に架かる土橋跡。
その土橋の上から歩いてきた北側のお堀。
同じく土橋から喰違御門跡。この捻り、ニクイね~(笑)
喰違御門を過ぎ、城内側からの土塁。あの向こうが外濠になります。
城内側からの喰違御門跡。左右のこんもりとした土盛りが名残を留めます。
ここからは少しだけショートカットして城内を通り、赤坂方面へ。
紀尾井坂を過ぎ、弁慶橋から北側の外濠跡。この反対側に…
赤坂御門(見附)跡。
正面の石垣がそうですよ♪
その石垣。
赤坂御門の古写真。ここも残っている石垣と古写真をじっくり見比べてみましたが…正確な配置は掴めませんでした。
赤坂御門の過去と現在。
更に進み、こちらは山王パークタワーの足元から総理大臣官邸(写真左)脇を見た様子。
奥に外濠の石垣跡と思しきものが…!もっと近づきたかったのですが、見張っているお巡りさんが怖かったので断念(>_<) でも堀底からの高低差は充分に確認できました。
外濠通り、溜池があった辺り。そう、現在の「溜池山王」です!
ふと脇に目を向けると、いかにもな上り坂!これも絶対外濠土塁の名残だな。
外濠通り、あのクランクの先が虎御門跡。
そう、現在ではその名も「虎ノ門」交差点!(笑)
虎御門跡周辺にはそこかしこに石垣の跡や展示が…
文部科学省前に展示されている石垣。
その石垣で見つけた彫印。「上」?
ここにも石垣♪
この石垣、地下からも見れるようになっています。
早速♪
こんな感じ♪
地下鉄虎ノ門駅11番出口ですよ。
虎御門跡から南東方面へ進みます。
この通りは現在の外濠通りから1本東側に入った道。外濠の堀端の道だった所で、この左側に当時のお堀が通っていました。この折れ、気になるな~。間違いなくお堀の流れに沿ってこういう形になったんだろうね。
その通りにはこんな石垣の展示も。
案内板によると、この辺りの石垣造成は立花宗茂、稲葉一通、有馬直純、毛利高直ら九州の大名が受け持ったとのこと。
その彫印。「三」?
そして道端の生け垣に不自然な窪みがあったので、気になって段に足を懸けて登ってみると…これ、石垣の石でしょ!矢穴もあるし。嬉しいけど普通に歩いているとスッポリ隠れちゃっていて全然気付かないから!(笑)
ぐんぐん進み、新橋駅近くで線路に当たって左に折れた先、「幸御門」跡。
この先は再び外濠通りに出て、銀座の街を歩きます。
銀座の柳(笑) この辺りもお堀跡。
数寄屋橋御門跡。
残念ながら時計台は工事中~(>_<)
鍛冶橋御門跡(国際フォーラム前)
そして今回の最後に「呉服橋御門」跡。おっさん、カメラ見るなよ~(^_^;)
呉服橋御門から鍛冶橋御門方面を見る。この広い通りが、その昔は江戸城の外濠だったのです。
(2013年7月追記)
次回(いつになるかは??)は常磐橋から再開します♪
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