青梅の城跡 今井城 & 勝沼城
3連休中日の12月23日。生憎と空模様はどんよりとした曇り空だったが、予報では悪化することはなさそう。。。
前日は一日グータラと過ごしたこともあり、少し出掛けてみることにしました。
目的地は先日、フォロワーのなっちさんが訪れていた青梅の今井城 & 勝沼城。共にこじんまりとした城域ながら、しっかりと遺構は残っている模様。期待を胸に午前9時過ぎ、愛車を駆って出発!
■今井城
自宅からは30分ほどで到着。
武蔵七党の一つの流れを汲む今井氏が居城したと伝わる今井城。大きく分けて三つの曲輪で構成されていて、「お城」というよりは「居館」と言った方がイメージは近いかな。
しかし複雑に織り成す土塁と堀の構成はなかなか見応えあり!
土橋!ヽ(^o^)丿
ここの堀は見易い♪ 土橋も連続して架かる。
本丸と思われる主曲輪。周囲を土塁が囲みます。
主曲輪をグルッと囲む堀と土塁。綺麗に整備されていて、どの遺構もハッキリと形状を確認出来ます。
平地との高低差はこの程度。30分もあればじっくり観て回れます♪
■勝沼城
さて、お次は勝沼城。今井城からは車で10分程度の移動距離です。
光明寺や妙光院というお寺が並んでいる一画の、裏山が勝沼城跡になります。鎌倉期に三田氏によって築かれ、三田氏が北条氏照(滝山・八王子城主)によって滅ぼされた後は師岡氏が居城し、その頃から城名も「師岡城」に改められた、とか。そして…
光明寺脇に佇む師岡神社。名前からして当時の城主に縁がありそうですね♪
城跡へは光明寺の斜面にズラッと並ぶ墓地を抜けて上がりました(お邪魔しました)。さすがに撮影は控えましたが、結構な急勾配。
墓地を抜けた先の喰い違い虎口。
こちらの城は東西に並べるかのように、やはり三つの曲輪が配されています。墓地を抜けると中央の曲輪に出ます。
このくらいの高低差だと「平山城」に分類されるんでしょうね。
中央の曲輪。土塁らしきものがあちらこちらに残っており、往時は結構複雑な造りになっていたのかもしれない。
中央と西側の曲輪を隔てる堀切(堀底から)。この辺りは結構藪っていたので、「この先も遺構確認は難しいかな~」と思ったのだが…
西側の曲輪。先端部分には土塁も確認出来ます。
そして、この曲輪の脇を覗いてみると…
大きな堀が綺麗に見えた!写真手前には土橋が横切っているし、この付近にはしっかりとした竪堀も2本通っていました(藪で写真は無理でしたが)。
堀底に下りてみた(笑)
西側曲輪の先端部でカーブする堀。
振り返っても堀底♪(←当たり前ww)
東側の曲輪は妙光院の墓地になっています。しかし、こちらには立入禁止の札が掲げられていたので手前までで引き返しました。
光明寺側に引き返す途中にも素晴らしい遺構が!
東側曲輪(右)下の堀。分かり辛いですが、写真左側にもしっかり土が盛られています。
今井城に勝沼城、どちらも都内の遺構としてはよく保存されている印象。
今井城の方が整備も行き届いていて見易いですが、個人的には勝沼城の方が更なる訪城・遺構探しに意欲を掻き立てられるお城でした♪
でも、どちらもお薦めですよ!
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