回向院 （と、その周辺）

今回は両国駅近くのこちら、回向院へ。


JR両国駅西口から徒歩数分の位置です。


場所柄、正月場所が開催されていることもあって、境内にお相撲さんが歩いていたり…
（鬢付油の匂い、久し振りに嗅いだけど強烈だね～w)


日本相撲協会が歴代相撲年寄達の慰霊の為に立てた「力塚」碑があったりします。先ほどのお相撲さん達もこの石碑にお参りしていたんですね、きっと。


今年（平成25年）も4～5月にかけて、東日本大震災復興支援のための出開帳があるようです。


そもそもこの回向院、明暦の大火（振袖火事）で亡くなった多くの無縁仏を供養するため、時の四代将軍・家綱の命でこれらの人々の塚とお堂が建てられたのが起源。
以来、様々な災害犠牲者を供養する供養塔（写真）や、「有縁・無縁、人も動物も関係なく、生あるもの全てに仏の慈悲を説く」として犬猫の供養塔なども建立されています。


そんな中、今回私が訪れた一番の目的はコチラ♪
そう、「ねずみ小僧」の供養墓です。


どんな意味があるのか、不勉強なため分かりませんでしたが「削れ」とあったので、私も少しガリガリしておきました(笑)


回向院の近くには「忠臣蔵」で有名な吉良邸跡（本所松坂町公園）。
現在残されているこの公園は当時の邸のほんの一部、僅か1/86。


古地図で確認すると、屋敷地が回向院のすぐ横まで延びていたのが分かります。
※赤枠。但し吉良邸の表記が消えて町割になっているので、この古地図は事件後（吉良家取り潰し・屋敷解体後）のものと思われます。


公園内、みしるし洗い井戸。


「浅野内匠家来口上書」パネル展示も。


「吉良上野介義央」木像


最後に、吉良邸跡から更に東へ200m進んだ先「両国公園」内に建つ、「勝海舟生誕の地」石碑。ここでお生まれになっていたのですねぇ。