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2013年2月16日 (土)

京都の旅 2日目③本能寺跡地

八木邸をあとにして、徒歩で本能寺跡地に向かいます。

Kyoto02c01
途中で目に止まった京都三名水の一つ「醒ヶ井の水」

ところで本能寺の跡地、現在の地図でいうとこういう位置になります。
Kyoto02c02
サイガさん配布の資料より(各印入れはしみず)
少しでも分かり易いように、これからご紹介する写真や模型にも該当ポイントを共通のカラーリングで印を入れました。
なお、南東の青い短い横ライン辺りから本能寺の堀跡が発掘されています。

Kyoto02c03
本能寺復元案模型(写真提供:サイガさん)
この写真の南正面案の他、東正面案など他の考察もあるようですが、ここでは南正面案を基に進めます。

Kyoto02c04
まずは寺域南東の角(地図a/水色ラインのポイント)からアプローチします。
角の部分で現在では道幅が半分に狭まっていますが、これは角から手前は堀を埋め立てて道とし、奥は宅地としたためです。従って、道幅の違いの分だけ堀幅があったことになります。

Kyoto02c05
「此附近 本能寺址」の碑(地図&模型の赤●ポイント)
この辺りが正門があった場所になります。

Kyoto02c06
正門跡から真っ直ぐ北上♪(地図&模型の黄緑ライン)

Kyoto02c07
地図&模型の赤い十字ポイントから東を見た様子。
bポイントのあのクランク…、あれは東門の虎口の名残じゃないの!?でなきゃ、こんな不自然に曲げる理由もないでしょ。。。これだけでメチャクチャ興奮しました♪

信長公が最期を遂げた御殿(御座所)は模型で言うと本堂のすぐ北東の茶色い屋根。ということは、赤い十字ポイントから更に少し北上した…

Kyoto02c08
この辺り、ちょうど皆が見ている右奥のグレーの建物辺りになるのではなかろうか。
ここで織田信長は…。一人、涙が出そうになっていたことを、今ここで初めてコッソリと告白しておく(^_^;)

一通り歩いてみた上での感想。
寺域であったであろうと思われる区画のラインや規模、その中央部分から東側虎口跡(と思われる)ポイントまでの距離、、、諸々条件を重ね合わせると、やはり「南正面案」が正しいのではないかと改めて思った。
まぁ、この辺り一帯を一斉に発掘できればいろんな真実が出てくるんだろうけどね。さすがにそんな無茶は今更ムリ…(笑)

さて、お次は…?w


※本能寺跡地の推定範囲について
Map
豊臣秀吉により、寺町の現在地へ移転される前の本能寺跡地について、従来からの説は;

東西:西洞院通~油小路/南北:錦小路通~六角通までの、南北に長い2街区(上地図「」範囲)

とされてきました。
これは江戸時代(宝暦3年/1753)に作成された古地図に拠っていたのですが、近年の発掘調査の結果、その中央を横断する蛸薬師通沿いから下京惣構の堀が発見されました。(同水色のライン
これによって本能寺跡地は蛸薬師通以北にあった(某老人福祉施設前に建てられている碑が実際の範囲から南へ外れているのもこのため)ことが確定し、現在では;

東西:西洞院通~油小路/南北:蛸薬師通~六角通までの約130m四方の1街区(同「」範囲)

とする説が最もポピュラーに紹介されています。
この当該1街区を天文14年(1545)に本能寺が、それまで所有していた土倉の沢村家から買い取った記録が残っていることも、この説を後押ししているようです。

しかし、戦国史研究家の藤井尚夫先生は著書「ドキュメント 信長の合戦」(学研)の中で;

・位置が1街区分南へずれてはいたが、宝暦3年段階では2街区分の広さがあったと想定されていこと
・僅か130m四方の1街区のみでは諸伽藍に加え、信長が自らのために築かせたと云う御殿(御座所)を配置するには手狭過ぎると思われること
・寺町に移転した本能寺の境内が2街区分あった(現在よりも広かった)こと

などの点を挙げ、実際の範囲を東西、及び南面は変わらないものの、北は三条通まで含めた2街(上地図で赤く塗った部分)だったのではないか、と推定されています。

土地買い付けの証文が1街区分しかないといっても、それは現在に残っている記録が沢村家から買い取った分だけ、ということであって、それ以外の部分は買っていないということにはならないでしょうし、私も現時点では藤井先生の説を支持したいと思います。

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