八王子城「太鼓曲輪」踏査②
さ、①の続きです。
引き続きこの図面を使うので再掲載
(5)の堀切まで見た後はUターン。
そこで、本日持参したとあるmapに(4)と(3)堀切の間の尾根脇に石垣マークが描かれていることに気付く。 ※(a)地点
…探してみますか♪ってことで藪を掻き分けて下った山の斜面w
mapはかなりデフォルメされたものだったし、正確な位置も分からない。人が踏み入った形跡も欠片も見受けられないし、、、で、かなり不安…(^_^;)
苦心の末、漸くあいすさんが見付けた痕跡らしきもの。
殆ど崩れちゃってますけどね。しかし、周囲の地表と比べて不自然に“成形された”石がゴロゴロしていたし、おそらくコレでしょう。
先ほどの斜面をそのまま斜めに下って(3)の堀切の脇に回り込むと、武者走りの様な通路とそれを縁取る土塁らしきものも…
その土塁の外側に回ってみると…間違いなくここも石垣で固められていましたね。
さて(2)の堀切も過ぎ、最初に登って来たポイントに戻ってきたところで、やはりこのまま(1)の堀切を見逃す手はない、と思い、そのまま反対方向へ進みました。
図面では(b)地点になる「片堀切」
写真向かって右側だけ竪堀が落とされ、左側は自然地形のまま。。。だから「片」堀切なのね♪
更に尾根を進むと…見えてきましたね、分かるでしょ?ww
ドーンッ!堀切(1)
ホント、最後まで期待を裏切らない尾根です、ここ(笑)
そして、ここで遂に「間違いなく石積み!」と確信の持てるものを発見!
竪堀もこの(1)のポイントのものが一番分かり易かった☆
倒木で光のトンネルが出来ている♪
反対側の尾根上から…
太鼓曲輪の堀切、どいつもこいつもサイコーッ!!
これにて太鼓曲輪踏査は無事終了~♪
正確には計測していないので感覚でしかないが、たかだか片道1km程度の尾根を探索するのに要した時間…2時間30分(笑) どんだけ好きやねん、わてらwww
麓に下りてからは御主殿へ行き、ランチタイム♪
その後、御主殿の滝を案内し、先週ガイドさんに教えて貰った御主殿から金子曲輪下の馬蹄段へ繋がるルートへ。
先週の記事ではちゃんとした写真を載せられなかったので改めて撮影。
御主殿の現存石垣→※(c)ポイント
御主殿だけあって、ここで使っている石は一回り大きい!
金子曲輪下の斜面の梅。今週は満開♪
その梅越しに、本日歩いた太鼓曲輪の尾根筋。
駐車場脇の広場(ここも曲輪跡)に設置された模型にも、太鼓曲輪の堀切が再現されています☆
最後は近くのファミレスでティータイム♪
暑かったし、よく歩いたからね~。2人ともドリンクバーでがぶ飲み(笑)
予想以上にアツい遺構に巡り会え、気分は最高!やっぱりスケールでかいな、八王子城。まだまだ奥が深い!!楽しかったーヽ(^o^)丿
あいすさん、今日はご一緒して頂き、ありがとうございました☆
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