滝山城オフ♪ 2013年春篇
先日(4/10)行われた滝山城オフ会の様子です。
滝山城に関しては既に何度か当blogでも載せていますので、今回はまだあまりご紹介できていなかった遺構を中心にレポート。
それぞれの車に分乗して朝10時、多摩川の河川敷にある「滝が原運動公園」駐車場に集合。今回の参加者は;
幹事役:あいすさん、サイガさん、なっちさん、さとみんさん、tantanさん、こばたかさん、ロームさん、私の計8名。
今回はこちらの縄張図にある表記を元にご案内します。
(現地解説版より。a、b、c、d、eは、しみず追記)
運動公園の駐車場からは徒歩10分、早速搦手から攻城スタート。
その虎口(a)。右の舗装路は、その断面から道を通すために土塁を切り崩したものと判断しています。
そのまま堀底道を進んですぐ、左手の中の丸方面を見上げた様子。
中の丸の周囲を固める数段の腰曲輪と虎口(左)
その虎口を曲輪側から見た様子。
中の丸に入って、南面の土塁上(お手洗い裏)から堀底を見る。この辺り、出枡型になっています。
サイガさんに出枡の土塁ラインを示していただきましたが…写真だと藪でサッパリ (^_^;)
同じく中の丸から北、搦手方面。こちらも数段に分けられた小曲輪の形状がハッキリと残ります。
中の丸から引き橋を渡り、この枡形虎口を抜けると本丸に至ります。
山城忍者・こばたかを探せ!(笑)
本丸に残るもう一つの虎口(南側)
その虎口を外から見ると、こんな感じ。綺麗な形状してますね~♪
石碑の前で記念撮影
まだ本丸です。井戸越しに出枡土塁。
思い思いに本丸北側の小曲輪へ下りる参加者たち。
高低差が大きくて、人間が殆ど分からない…(^_^;)
無謀な突入を試みるローム兵!(笑)
こちらは弁天池の堰跡。
その弁天池の底から。こうして城内至る所に土木(築城)の跡が残ります♪
この後は山の神曲輪へ移動し、昼食。
昼食後、こばたかさんの案内で最初に向かったのは山の神曲輪の東に残る竪堀群(b)。
真っ直ぐ一直線にストーンと落ちてます!
もう1本、別の竪堀。こちらも写真で見る以上の規模です。
竪土塁も良好な残存状態。
縄張図でもハッキリと確認できる半円状の切岸。
とてもよじ登れる角度ではありません!
小宮曲輪西側に築かれた土橋(中央)と堀を縁取る土塁(左右)
この正面には馬出しがあります(c)
小宮曲輪の堀底を進む。右手には岸縁入路状の土塁。北条さん好みの造りですね~
時折、ニクい屈折も確認出来ます(笑)
こちらは千畳敷の切岸(南西側)
出枡の形状が確認出来ます。
二の丸南側の堀と岸縁入路状の帯曲輪。個人的に一番好きなポイント♪(d)
しかも、これまでにないくらい綺麗に整備されていて見易い!堀底に立つサイガさんのサイズで深さを推し量ってください(笑)
初めて滝山城を訪れた9年前、真っ先に心奪われた光景も復活☆(先程の帯曲輪の南面、堀の反対側から)
この辺りもここ数年はススキに覆われて全然見えなかったのに…ありがたや。
土橋ヽ(^o^)丿
その向こうには先程の二の丸の堀。
これは以前にもご紹介しましたね。二の丸側から続く三連土橋。
右手のものが一つ前の写真の土橋です。
辿ってきたルートを振り返る。
堀といい、帯曲輪といい、土橋といい、、、こんなに見易くなって!本当にいいタイミングで来れました♪
こっちも見易くなってる!!
e部分の堀と土塁。
反対側の堀底から。。。
※ちなみにこの時、ローム君が迷子になって待機中(笑)
あちらも土橋ヽ(^o^)丿
滝山城探索も終盤。カゾノ屋敷先端の土塁に向かう参加者たち。
カゾノ屋敷南東側の堀。ここが城域の最東端になります。
恐らくは武田軍進攻の際、勝頼たちが最初に攻めかかった場所と推定。
最後に駐車場へ戻る途中に撮影した二の丸。
今回の滝山城踏査に要した時間は約5時間。
思った以上に押してしまったため、この後は八王子城の石垣は諦めて近くの高月城へ向かいました。
その様子はまた次回に。
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