大樹寺
法蔵寺に引き続きましては、これまた徳川家の菩提寺・大樹寺へ。
大樹寺の山門
成道山大樹寺
徳川家康生誕の地であり、最初の居城でもある三河岡崎城の北、約3㎞ほどの場所に位置します。初代・家康~14代・家茂までの歴代徳川将軍の位牌も安置されているそうです。
※15代・慶喜の位牌がないのは本人の遺言によって神式で葬られたため、だとか。個人的な思いとしては、、、然るべし。
山門、及びその先の総門は本堂から見て南向き、岡崎城の方向に向かって真っ直ぐに配置されています。
現在でも条例の定めによって、本堂・山門・総門~岡崎城を結ぶライン上に視界を遮るような高い建物を建設することは禁じられており、お蔭で総門(写真)越しに岡崎城の天守を確認することができます。
※総門が建つ位置は現在、小学校の敷地になっていて山門側から近づくことはできませんが、校庭越しでも辛うじて・・・
本堂
本堂の瓦にもびっしりと葵紋。
徳川家墓所
永禄3年(1560)の桶狭間の戦いに今川軍の部将として参戦していた家康(当時は元康)は敗戦後、岡崎まで撤退。それまで今川家の管理下にあった岡崎城ではなく、こちらの大樹寺に引き上げています。
一説では先祖の墓前で腹を切ろうとしたが、和尚の説得を受けて思い止まったとか・・・
(大坂夏の陣で真田幸村の襲撃を受けた時のエピソードといい、意外と諦めの早い性格?ww)
一番手前から家康、広忠、清康、、、と順に遡り、初代・松平親氏までの歴代のお墓が並びます。
家康の父・広忠(左)と祖父・清康(右)のお墓。
こちらは二代・泰親が岩津城を奪取したことを起源とする岩津松平家歴代の供養塔(非公開)
この後は伊勢松阪方面へ向かいます。
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