沙沙貴神社

昨年末にも訪れた沙沙貴神社。その時はまだ屋根の葺き替え工事中だった楼門。
ところで、「信長公記 巻十四(天正九年辛巳)御爆竹の事」の中に、
『正月二日に、安土の町人どもに御鷹の雁・鶴を余多町ゝへ下され、忝きの由候て、佐々木宮にて、御祝言として能を仕り、爰にて頂戴候ひしなり。』
という記述があります。
織田信長が鷹狩で得た獲物の雁や鶴を、安土の町人たちへ与えることになったようです。喜んだ町人たちはお祝いとして『佐々木宮』で能を舞い、その場で獲物の下賜を受けました。
そう、信長公記に『佐々木宮』とある場所こそ、ここ沙沙貴神社なのです!

境内には能舞台も…♪
無論、天正9年当時のものではありませんが、なんだかその時の光景が目に浮かぶようです☆
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