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2014年4月

2014年4月23日 (水)

東海道品川宿 「釜屋」跡

今回はブラッと京急線で青物横丁へ。

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駅のすぐ東側を通るこの道、電柱にも書かれてある通り旧東海道です。

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この付近一帯にはかつて、東海道五十三次の一つで第一宿の品川宿がありました。

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そして私のお目当てはこちら。 幕府御用宿「釜屋」跡です☆

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現地説明板の「」の字は歳三のご子孫、土方康氏の揮毫。

以下、現地説明版より。

『この地はもと「釜屋」のあったところです。釜屋は南品川にあった建場茶屋のひとつで、東海道を上がり下りする旅人たちは、ここで休息したり、見送りや出迎えの人たちと宴会をひらいたりしました。大へん繁盛したので、のちには「本陣」とよばれたりしました。
幕末動乱の世情を反映して慶応三年(一八六七)には連日のように幕府関係者が休んだり宿泊した記録が残っています。長井(ママ)尚志(若年寄格)をはじめ、奉行、代官、歩兵隊々長他、旗本達が数多く利用しました。
有名な新選組副長土方歳三も、隊志(ママ)を連れて、慶応三年十月二十一日に休息して います。
また、慶応四年一月(一八六八)の鳥羽・伏見の戦いに敗れた新選組隊志(ママ)たちは、同月十五日に品川に上陸し、しばらく釜屋に滞在しました。
今から百二十余年前(注:平成8年時点)を偲びつつ、ここに記す次第です。』

今となっては跡形もありませんが…間違いなく、土方歳三新選組隊士たちも滞在した場所。実際に;

「慶応三年卯十月廿一日登(上)新撰組土方歳三御家族 門人共上下三十一人(休)釜屋 半右衛門九貫三百文」

という記録も残っているそうです。
ちょうどこの頃、土方は井上源三郎らと共に隊士募集で江戸に下っていたようなので、「 門人共上下三十一人」とは新規に集められた隊士たちでしょうね。
ちなみに慶応3年の10月といえば、大政奉還が決定された月です。

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釜屋跡の脇には「保土ヶ谷の松」
宿場のシンボルでもあった「街道松」再生のため、同じ東海道の宿場だった保土ヶ谷宿から寄贈されたものです。
他にも袋井や三島、浜松などから寄贈された松が植えられています。

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釜屋跡の斜め向かいには、空海が開山したと云う品川寺(ほんせんじ)があります。

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ここに街道が通っていたことを示すかのように、品川寺境内には庚申塚や道祖神が。

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そして、推定樹齢600年という銀杏。
きっと土方さんや新選組隊士の面々も釜屋の窓から見上げていたことでしょうねぇ…♪

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青物横丁駅に戻ると、歌川広重の浮世絵「東海道五十三次 品川」もありました。
当時は品川宿のすぐ裏まで海岸線が迫っていたのですね☆釜屋のすぐ裏は海だったのかぁ…♪

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2014年4月18日 (金)

萩の城下町♪

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萩城攻めの後は、城下町散策です♪

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天樹院、毛利輝元の墓所。

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あぁ、如何にも「萩」って感じ♪ 鍵曲

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いいなぁ☆

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禄高1,018石を誇った大身の口羽家住宅。
毛利家の庶流で、口羽通良は「毛利元就御座備図」にも描かれています。

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萩のマンホール。城下の街並に夏みかん♪

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ご存じ、高杉晋作の生家。

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晋作さんち。

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…♪

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高杉晋作立志像・・・似てない

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萩の街並には至る所に夏みかん☆

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高杉晋作や伊藤博文が幼い頃に学び、遊んでいたという円政寺。

この円政寺本堂の向かって左手には、来年(平成27年)の大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン、(吉田松陰の妹で久坂玄瑞の妻)が住んでいたそうな・・・

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という訳で、この駐車場辺りかな?

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木戸孝允(桂小五郎)生家。

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萩城の外郭、北の総門。

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分かり易い案内図もありました。

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外堀

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そして松陰神社へ。
雨と湿気でレンズが・・・(^_^;)

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松下村塾
私はてっきり移築だと思い込んでいたのですが、当時からこの場所に建っていたのだそうです。

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ここで吉田松陰の元、錚々たる面々が学んでいたのですね…。

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吉田松陰の実家・杉家旧宅、松陰幽因の間。
こちらも当時のままの場所に建っています。

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傘みくじ♪

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最後に、解散場所の新山口駅へ向かう前に立ち寄った道の駅には、松陰記念館なるものがありました。入館無料です。

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萩のジオラマ☆

これにて1泊2日の津和野~萩オフ会も終了。
アッという間に過ぎ去った2日間。なんだか夢でも見ていたかのようです。。。それに比べて帰りの新幹線の長かったこと…(^_^;)

幹事・運転手を務めてくれたあむさんを初め、ご一緒頂いた皆さん、楽しい時間をありがとうございました☆

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萩城

さて、萩で迎える旅の2日目。
この日の行程は萩城や萩の街並を隈なく巡る、というもの。朝から生憎の雨でしたが…午前7:30に集合。まず向かったのは、、、

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岩倉獄跡。身分の低い人用の牢屋=下牢ですね。
その向かいには、、、

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野山獄跡。
こちらは上牢で、あの吉田松陰も一時こちらに収容されていました。

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そして、萩城の指月山☆

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内堀と本丸門の眺めを古写真と比較。

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藩祖・毛利輝元の銅像。

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この喰い違いっぷりが堪らないねぇ♪
これを下から見ると・・・

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こうして、侵入してくる敵からは先が見通せないようになっています。

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軒瓦なども無造作に・・・

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まだ城跡の開園まで時間があったので、先に旧厚狭毛利家萩屋敷長屋へ。

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ここには萩城のジオラマも展示されています。

更に萩史料館も見学してから、、、

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いよいよ萩城へ☆

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山麓にあった天守台。

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天守台の礎石

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いいね!こういう複雑に入り組んだ感じ、好きよ(笑)

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さ、詰丸目指して指月山登りますよ!

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20分ほどで山頂に到着すると、素敵な虎口の石垣がお出迎え☆
・・・しかし。

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裏に回るとご覧の有様。絶対にダメです!こんなことしては!!

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さて、指月山々頂の詰丸は本丸と二の丸、2つの曲輪からなるシンプルな造りです。

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二の丸から本丸方面。
手前の石の矢穴の凄いこと。でもこれで驚いてはいけない。本丸のはもっと凄かった…(^_^;)

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本丸から、入ってきた矢倉門の枡形虎口。

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そして本丸内へ…スゴッ!

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本丸埋門の枡形虎口。

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もはや矢穴が碁盤の目…(^_^;)
ここまでやったら何とかして割ればよかったのに…300年近く、誰も気にならなかったのかな?(笑)

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麓に下りてきました。

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花江茶亭

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志都岐山神社
毛利輝元を主祭、元就・敬親を配祀し、歴代藩主を合祀しているそうです。
・・・元就が主祭じゃなくてよかったのかな?…(^_^;)

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萩城、最後は東側の石垣で固められた防塁を見学します☆

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海岸沿いを行けども石垣の切れ目は見えず・・・見事の一言!

いや~萩城、毛利の「本気」が垣間見えるような、なかなかの造りでした☆

引き続き城下町を散策します。

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2014年4月17日 (木)

津和野城と城下町♪

2014年4月12~13日、1泊2日の強行日程で津和野&萩へ遠征してきました☆
企画としては昨年秋くらいから温めていたオフ会。ようやく時来る!

…という訳で、まずは初日から。

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新横浜から新幹線に乗って4時間強、午後12時30分過ぎに新山口に到着!

ここで、先に集合して既にいくつかの城を攻めてきたメンバーと合流。
今回の参加者は、幹事・あむさん、轟士さん、ロームさん、みかんさんに私を加えた5名。あむさんの愛車(新車♪)に乗り込んで出発です☆

途中、道の駅で昼食を摂りながら向かった先は、、、
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津和野城です♪

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こちらのリフトに乗って城跡のある山頂部へ向かいます。

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ちなみに登山できる遊歩道もあるのですが、崩落の為か整備が追いつかないのか、、、ご覧のように立入禁止になっています。
左には「熊出没注意」の貼紙も見えますが、結構出るみたいです、ここ…(^_^;)

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リフトを降りて少し歩くと、すぐに織部出丸の石垣が迎えてくれます♪

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織部出丸にて。
いい味出している、この石垣♪

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いいねぇ…☆
出丸だけで充分、テンション上がりました(笑)

そのまま尾根伝い?に主郭部へ向かいます。

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こちらの石垣の、また見事なこと…☆

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三の丸から人質郭(更に奥は三十間台)の石垣を見上げる・・・高い!
スケールに入って貰ったあむさんの小さいこと!(笑)

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本丸に相当すると思われる三十間台から、人質郭越しに三の丸を・・・

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素晴らしい眺めです♪

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太鼓丸から三十間台の虎口。
写真右手の二の丸から上がってきて、三十間台へは180度折り返す構造になっています。

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天守跡。奥は台所郭

ところでこの天守跡、場所がちょっと不思議なのです。何故かって…?

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反対側から見るとホラ、一段低い位置に築かれていたことになるのです。折角高い天守を築いても、場所が低いんじゃ…ねぇ?(笑)
あの上が三十間台になります。

リフトの営業終了時刻(16:30)が迫っていたので急ぎ足での城攻めとなりましたが、なかなか見応えのあるお城でした☆


津和野城の素晴らしい石垣を堪能した後は、城下町を散策します。

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まずは稲成神社に参拝。

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西周(にしあまね)旧居。
徳川15代将軍・慶喜の側近だった方・・・だそうです。←

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城山を仰ぎ見ると、、、三十間台の石垣が見えています♪
(逆光ゴメンww)

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津和野の城下町・・・

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ちょっと良さ気な雰囲気の教会も☆

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津和野と言ったら、やっぱり鯉?

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多胡家老門

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鷺舞の銅像

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マンホールも鯉♪

サクッと城下町を散策した後は、この日の宿泊地となる山口県は萩市へと向かいました。

※そうそう、津和野から萩へと向かう途中、かなり長い距離に渡って路面陥没土砂崩れの痕が見受けられました。昨年(平成25年)7月の大雨による被害の爪痕でしょう・・・。早い復旧を祈ります。

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到着した東萩駅前に展示されていた天守☆

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ホテルの部屋には、こんなのも・・・さすがお膝元(^_^;)

各々宿にチェックインした後は、、、

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お楽しみの懇親会♪ 山口の海の幸テンコ盛り☆
中央奥は名物のキンタロー☆(ヒメジです)…顔は大きくないよ(笑)

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更に更に、、、見蘭牛!!

いやぁ~城好き、歴史好きの皆さんとの旅先での一献は格別ですね☆
・・・はい、今回も呑み過ぎました(反省)

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2014年4月 9日 (水)

皇居乾通り一般公開

平成26年4月4日~8日までの5日間、天皇陛下の傘寿を記念して皇居の乾通り(坂下門~乾門)が一般公開されました。
この貴重な機会、お城好きとしても行かずにはいられないでしょう!(笑)

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公開最終日、早朝の大手門。
連日の大混雑ぶりがニュースでも報道されていましたので、結構早めに向かったのですが・・・

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巽櫓を過ぎた辺りから既に、遠目に行列が見えてきて・・・

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午前9時過ぎの時点でこの大行列! 開門は午前10時の予定ですよ?!
…あまりの混雑ぶりに結局、開門が9時30分に早められました。

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手荷物検査・ボディーチェックを経て、やっと入口の坂下門が近付いてきました。。。
さ、いよいよです!

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まずはお馴染み、富士見三重櫓

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そして富士見多聞櫓蓮池濠

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こうして間近に見ると迫力ありますね♪

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長屋らしき建物も。

今回の一般公開、多くの人は桜を目当てに訪れるようですが・・・

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私は専ら城郭遺構目当て…(^_^;)
こちらは道灌濠…あ、結果的に桜も見れた(笑)

今回の一般公開の通行ルートは、坂下門から入って真っ直ぐ乾門に抜けるコースと、途中で西桔橋から東御苑に抜けるコースの2種類がありました。

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そして私が最も楽しみにしていたのが、あちらに見える西桔橋西桔橋門跡です☆
正月参賀や一般参観のコースにも含まれていないので、なかなか見学することが出来ない大変貴重な遺構なのです!

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という訳で、迷うことなく西桔橋コースを選択♪
西桔橋から見る乾濠

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西桔橋門跡の石垣が眼前に迫ります☆ 江戸城では珍しい?二段石垣。

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橋の正面で90度左に折れ、見事な枡形になっています。

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ごっつい野面積みですねぇ♪

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振り返って・・・

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そのまま東御苑(本丸)に抜けると、天守台の目の前に出ます。

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混雑っぷりは半端じゃなかったけど富士見多聞櫓を正面から見れたし、何と言っても西桔橋門跡の枡形も見学できたので満足です☆

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