« 亀老山展望台、村上水軍博物館、そして能島へ・・・ | トップページ | 特別展「高須四兄弟」と、高須藩上屋敷跡 »

2014年9月18日 (木)

来島

しまなみ海道・村上水軍をめぐる旅も大詰め。
ラストは三島村上水軍の残る一つ、来島へ渡ります。

20140914b01
来島へは今治の波止浜港から出ているこちらの渡船を利用します。
所要僅か5分、しかも往復で280円という安さ!(2014年9月現在)

20140914b02

大型タンカーが居並ぶ港を抜けると、すぐに来島が見えてきます。
いよいよ上陸です。


20140914b03

来島城図

20140914b04
来島南端、西防波堤近くにある八千矛神社

20140914b05
同じく南西側から北東方向を見上げる。
この左手の高台の上に、図でいうなどの郭が築かれていました。

20140914b06
とっても長閑な雰囲気が漂います。

20140914b07
では、来島城の郭群に取り付きます。

20140914b08
早速出迎えてくれたのは、郭下に残る石垣。

20140914b09
島のほぼ中央、やや東寄りに位置する心月庵城主屋形跡と推定されています。

20140914b10
心月庵の背後、Ⅹ郭との間に残る石積み

20140914b11

城主館跡の心月庵より一段高くなっており、東側の眺望が開けています。
恐らく館を守り、且つ見張り台の役割をも担った郭だったのではないでしょうか。

20140914b12
郭の石積み
ちょっと見え辛いですが、ずっと奥まで続いています。

20140914b13
切岸で段を構成しながら、幾重にも連なる郭の数々。
ちなみに、これら郭群の西側は切り立った断崖になっていました。

20140914b14
来島北寄り、登り詰めた所に本丸と比定される郭。

20140914b15
とても細長く、不思議な形をしています。

20140914b16
本丸から北方の眺め。

さて、一通り郭遺構を見て回ったところで時刻は午後3時前。
帰りの渡船は午後4時15分まで来ないので、満潮で無駄とは知りつつも、岩礁ピット(柱穴)を求めて北東側の岩礁地帯へ向かうことにしました。
20140914b17
図で「地蔵堂」と書かれた辺りから。鉄塔の立っている場所が本丸になります。

20140914b18
来てはみたものの、、、やっぱり岩礁帯は海面の下(;´・ω・)

20140914b19
それでもどうにか、波の被らない位置で一つだけ見つけました♪

20140914b20
念の為、北西側にも回り込んでみましたが、、、やっぱり無理ですね。

20140914b21
仕方ないので皆、港でまったりと引き潮(&帰りの渡船)待ち。。。

帰りの渡船時刻も迫る午後4時、港で見ている限りはだいぶ潮も引いてきたようなので、最後の望みをかけて再び岩礁帯へ・・・

20140914b22
確かに潮は引いていたものの岩礁帯に降り立てる程ではなく、これといったピットの確認には至らず…。
写真中央、小さな潮溜まりになっている部分も四角いピット痕に見えましたが、、、果たしてどうでしょう?

20140914b23
ま、ピットはまた今後のモチベーションってことですかね☆

渡船で波止浜に戻った後は松山へ。
道の駅に寄ったりしながらも、予定時刻通りの午後6時、松山駅前で解散いたしました。

オフの2日間を通して天候にも恵まれたし、能島・因島・来島を初めとして予定していた行程もきっちりこなせて本当に良かった♪
これも参加者皆のお陰。改めて感謝です☆

今回初めて直に触れた瀬戸内海の雄・村上水軍。とは言っても、まだまだその端緒に触れただけ。
彼らの築いた海城や、活躍した瀬戸内の潮の激しさを実際に目の当りにして、改めてその“凄み”に魅きずり込まれる思いです。
何度でも訪れてみたい場所の一つになりました♪

|

« 亀老山展望台、村上水軍博物館、そして能島へ・・・ | トップページ | 特別展「高須四兄弟」と、高須藩上屋敷跡 »

お城、史跡巡り 四国」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 亀老山展望台、村上水軍博物館、そして能島へ・・・ | トップページ | 特別展「高須四兄弟」と、高須藩上屋敷跡 »