西教寺、日吉大社
11月22日(土)、翌日からの城友会に備えて今年の開催地である滋賀県へ前乗り。
京都で在来線に乗り換え、まず最初に向かったのは、、、
比叡山の麓、坂本の西教寺
あの聖徳太子が開基との説もあるお寺で、室町期の中興の祖・真盛上人を宗祖とする天台真盛宗の総本山です。
そしてこちらの山門は、明智光秀が築いた坂本城からの移築門なのだそうです。
織田信長による延暦寺焼き討ち(1571年)の際、西教寺も焼失しました。
坂本を含む近江志賀郡が明智光秀に与えられ、彼が坂本城を築くはこの直後です。
さすがは穴太衆を生んだ坂本。随所に素敵な石垣が積まれています。
まずは本堂(10年ぶりに聖徳太子座像や元三大師座像も公開)や、、、
坂本城を築いた明智光秀は、きっと焼失した西教寺の復興にも寄与したのでしょう。
後に西教寺は明智一族の菩提寺ともなりました。
こちらは光秀の妻・煕子のお墓
ガイドの方のお話によりますと、煕子の葬儀では光秀が自ら喪主を務めたとのことでした。
ところで西教寺を訪れた一番の目的は、こちらの収蔵庫で;
・聖観音立像(平安期/国重文)
・石灯籠(鎌倉期/国重文)
と共に保管されている・・・
・坂本城陣鐘(明智光秀寄進/国重文)
を拝観することだったのです!なんと初公開!!
※公開期間は2014年10月4日~12月7日までの週末のみ
綺麗な紅葉に包まれつつ、貴重な品を拝観して明智光秀の歴史に触れることができ、有意義なひと時でした。
日吉大社へ
2100年の歴史を持つ、全国3800以上の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。
写真は東本宮の楼門。
東本宮
日吉大社もやはり、元亀2年(1571)の延暦寺焼き討ちで焼失しています。
やはり歴史ある大社の神域は、どこか身の引き締まる思いが致しました。
比叡山を振り仰ぐと、延暦寺の伽藍が見えていました。
※訂正:八王子山と日吉大社の奥宮です。
さて、この後は少し電車で移動します。
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