「上野清水堂不忍池」名所江戸百景めぐり…Part3

江戸名所百景「上野清水堂不忍池」
清水堂とは東叡山寛永寺の伽藍の一つで、現在も上野公園内に建つ清水観音堂のことです。京都の清水寺を模して作られており、ちゃんと舞台も設けられています。
舞台の先に見える枝が円形に曲がった木は、その形から月の松と呼ばれ、江戸庶民にも親しまれていましたが、残念ながら明治初期に消失してしまいました。

清水観音堂
そして、、、

「上野清水堂不忍池」・・・その現在。
今でこそ不忍池は見えませんが、舞台を含む建物は寛永八年の創建当時のまま。
そして、何故か消失したはずの月の松までもが…!?
実は寛永寺関係者の発案により再現が試みられ、2012年12月からお披露目されたのだそうです。
詳しくは分かりませんが、ここまで見事な円形に仕上げるのはきっと難しいことなのでしょう。
それを考えると、江戸時代の「初代」月の松を育てた職人への敬意は無論のこと、「二代目」を再現してくれた現代の関係者の努力にも感謝ですね♪
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