初公開の「祇園社」扁額…八坂神社(日野)
毎年9月の敬老の日を最終とする3日間は、日野の八坂神社の例大祭。
5月の新選組まつりに比べると人出が少なく、ちょっと寂しい印象もありますが・・・
例年この例大祭と新選組まつりの2回だけ、近藤勇や沖田総司、井上源三郎、佐藤彦五郎、井上松五郎(源三郎兄)、馬場兵助(新徴組)らが名を連ねる天然理心流奉納額が公開されます。
しかも今年は、佐藤彦五郎の願いにより有栖川宮熾仁親王からいただいた現在の「八坂社」扁額に掛け換えられる(明治7年)前までの、「祇園社」扁額も初公開されるとあって足を運んでみました。
拝観者も少なく、奉納額は一人一人の名前を読み取れるくらいにじっくりと拝観できました。
また、「祇園社」扁額には萬延庚申の銘も彫られていましたので、万延元年(1860)の作と思われます。桜田門外の変が起きた年ですね。(但し、変の勃発は改元前)
土方歳三や沖田総司らを見守ってきた(であろう)扁額、真新しく見えるほど大切に保存されていて、なんだか嬉しくなりました。
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