八王子城、御主殿曳橋の再建状況(H27.12.29)

久しぶりに八王子城跡を訪れ、御主殿曳橋の再建工事の進捗を確認してきました。
平成28年3月末竣工予定とのことでしたが、思いのほか進行は早いようで、パッと見にはほぼ完成しているようにも見えます。

新しい橋脚
以前のものは橋脚も含め全て木製でしたが、新しい橋脚は鉄筋を木目調のもので覆っているようです。

初代の復元曳橋同様、間違えたままの位置(本来の位置は写真右手側)に架け直されています。
これについてはいろいろご意見もあるでしょうが、位置を修正することで万が一新たな遺構破壊に繋がったりしては元も子もありませんので、今となってはこれでよかったのではないかと個人的には考えています。

あともう少しでまた、曳橋を渡って御主殿に入れる日もきますね☆
そして今回訪れてみて何より嬉しかったのは、2015年夏、大雨により工事用車両の足場の堰堤が流失し、その大量の砂利が城山川を埋め尽くしてしまった、というニュース(参照記事 )をご紹介しましたが・・・

なんと、あれだけの大量の砂利が取り除かれ、城山川の流れが回復していたのです!
堰堤の設計は甘かった(流失原因は、川の流れを通すための暗渠の径が小さ過ぎたため)ですが、これは良い仕事♪…安心しました。
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