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2016年3月27日 (日)

八王子城搦め手口(山麓部)

本日は八王子城搦め手口を探索。
先日入手した「巨大山城 八王子城 精密ルートマップ2016年版」(揺籃社)を主な参考資料にめぐります。

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八王子城搦め手口、北浅川に架かる松竹橋
搦め手道が真っ直ぐに伸びます。

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北浅川は案下川とも呼ばれ、八王子城のお堀の役割も果たしています。
並行して走る道は陣馬街道、ですが・・・往時の案下道はこの辺りで城内側に取り込まれていたと考えられています。

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松竹橋を渡ってすぐ左折した地点、案下道の旧道候補の一つ。少し行くと道路は途切れますが、心源院の方向を向いていますので、あながち間違ってはいないかな、と。
写真左手、民家の奥を左に折れた先が・・・

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松竹橋が本来架けられていた場所、とも伝えられているそうです。

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その橋跡?から南に位置する、馬出し跡と伝わる地点。
一部、土塁らしき痕跡が残ります。

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馬出し内側(南)から見た土塁

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そのコーナー部分
手前に折れてすぐに消失していますが、どうやら角馬出しだったようです。
この馬出しの位置からして確かに橋の位置は、現在のものよりも東寄りでいいのかもしれません。

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また、付近の路地には気になる段差がありました。

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この段差、すぐ脇の民家の畑にも続いていました。(石垣部分)
・・・何でしょうね?

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搦め手道に戻って城山側(南)へ進みます。
北を振り返ると浄福寺城が目の前に迫ります。

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搦め手門の手前で通路をグイッと曲げる腰巻坂
このカーブを抜けた先が・・・

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搦め手門跡

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両サイドを土手?のような段差が固めます。
こちらは搦め手道の左側で・・・

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右側には松嶽稲荷神社があるのですが、その境内にも段差が続いていました。

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松嶽稲荷神社

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城山へ向かって一直線に伸びる搦め手道

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横切る滝ノ沢川は渇水・・・。

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ここからがいよいよ城山への登山道となる、搦め手虎口付近

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朽ち果てて転がっていた手作りの案内板・・・。

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搦め手虎口手前で見かけたこちら・・・お!虎口を守る土塁か!?
とも思いましたが、よ~く見るとコンクリのブロックなどが交っており、明らかに廃棄物の堆積ですね…(^_^;)

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虎口らしき痕跡は、登城路右脇の土塁に付けられています。

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虎口

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少し下ると、進入路を屈折させる土塁も。

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登城路を虎口から100mほど行った先、東沢に架かる木橋
渡るにはとても勇気が要りますが…(^_^;)

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東沢は人工的な開削が加えられているようにも見えました。
・・・天然の堀代わり?

さて、今回は登山の装備を用意していないのでここまで。
いずれは柵門台まで続く搦め手道青龍寺跡方面、心源院からの向山砦・大六天コースにも挑戦してみたいと思います。←道連れ募集中?!(笑)

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