矢宮神社、鷺森別院

矢宮神社
天正5年の織田信長による雑賀攻めで古文書類を焼失したため、詳しい由緒・縁起は不明ですが、八咫烏を祀ります。

その天正5年の兵乱では、雑賀衆は弥勒寺城に拠って頑強に抵抗しています。
最終的に誓紙を差し出し、「赦免」という形で和議が成立して織田軍が撤退すると、雑賀衆は矢玉で傷ついた足の痛みも構わず、矢宮神社で欣喜雀躍したとか・・・これが「雑賀踊り」の起源とも伝わっています。

確かに弥勒寺山のすぐ麓(西麓)という立地。
山から下りてきた雑賀衆が踊りに興じる賑やかな様子が、目に浮かんでくるような。。。

さて、お次は本願寺鷺森別院へ。
本願寺第11世・顕如の指示で弥勒寺山(御坊山)から当地へ移された雑賀御坊で、天正8年(1580)、11年の長きに渡った織田信長との石山戦争終結後、石山を退去した顕如が移り住んだ地でもあります。
以降、顕如が貝塚に移る天正11年7月までの間、一向宗の総本山ともなりました。

本堂にも上げていただき、御本尊にお参りさせていただきました。
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