駿府城天守台発掘調査現場…今川氏オフ⑤

今川氏オフ、ラストは駿府城へ。

発掘調査が進む天守台の石垣を見学します。

駿府城天守台石垣(西面)

石材の大きさも、一辺の長さも相当な規模だったことが窺えます。

現在の調査部分は天守台の西側で、今後数年をかけて全体を調査していくようです。

天守台の北西角。
隅石の基台らしき石も見えています。

見学通路の足元には、本丸堀外側の石垣も一部表出していました。

並べられた石には矢穴や・・・

刻印も…「吉」かな?

こちらは「上」?

駿府城の天守台は南北66m×東西57m。
江戸城の天守台よりも大きく、こうして見比べてみると往時の雄大さが偲ばれます。

城域は逆に、江戸城と比べちゃうとこんなにも小さいのにね(笑)

さて、こちらは四つ足御門跡に建つ「新中町ビル」の1階。
ビル建設などで四つ足御門の石垣は崩されてしまいましたが、ビルの外側には復元石垣を展示し、1階の床には石垣のあった場所を示す印が付けられています。
(金属の〇列)

その配列からはイマイチ、具体的な石垣(御門の枡形)の形状を掴めませんでしたが、位置からして東向きに築かれていた四つ足御門の枡形の、南東側を形成していた石垣だったのでしょう。

ラストの1枚は市立静岡病院に残る櫓台跡。
さて、1泊2日に渡る今川氏オフもこれにて無事終了。
念願だった臨済寺の特別公開を拝観し、嬉しいサプライズもあり、充実した歴旅になりました。
これまであまり深くは触れてこなかった駿河今川氏の歴史。
何かを語れるほどの知識の備蓄もありませんが、この2日間で感じたことは彼ら今川一族、そして太原雪斎の足跡の濃密さと緻密さ、でしょうか。
緻密さでいうと有名な寺院や史跡に限らず、こんな山里の小さなお寺にまで?と思えるような場所(当然それも「歴史の必然」によるものですが…)にまで、彼らの存在した証がそこら中に残っていたことは、ちょっとした驚きでした。
それに加え、再確認させられたのは…雪斎の存在感(笑)
まだまだ奥が深そうですね・・・今後も折を見て訪れていきたいと思います。
最後に…、オフ会を主催してくださった幹事の方々、楽しい時間を共有できた参加者全員に感謝申し上げます。ありがとうございました。
| 固定リンク
「お城、史跡巡り 東海」カテゴリの記事
- 馬伏塚城(2022.12.10)
- 久野城(2022.12.09)
- 勝間田城(2022.12.08)
- 旧東海道、藤川宿~池鯉鮒宿(2022.11.15)
- 岩津城、他(2022.08.11)
コメント