戦国時代展 (江戸東京博物館)

2016年11月23日~2017年1月29日まで、江戸東京博物館で開催されている特別展戦国時代展に行ってきました。

入場して最初に出迎えてくれたのは、太田道灌の書状。
※何故かこのコーナーのみ撮影可
私が訪れた前期(~12/25)は、西国大名に関する展示が中心の構成だったようで、大内や毛利、尼子といった中国地方の武将に関する史料も多く見受けられました。(でも何故か、九州関連は特に見受けられず)
※後期展示(1/2~)は、東国武将中心になるようです。
例によって、個人的に特に魅かれたものを・・・
・泥足毘沙門天立像
上杉謙信が崇敬し、米沢藩に伝来した仏像。
個人的には4年前(2012)、米沢の法音寺を訪れ、1対1のサシで対面させていただいて以来の再会。
何故か足を止める人も少なく、間近でじっくりと拝観させていただきました。
・義元左文字
織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を討ち取り、その手中に収めた義元の差料。
これまた個人的には1月の京都国立博物館で拝観して以来、11ヶ月ぶりの再会。
しかし茎の金象嵌銘は「永禄三年五月十九日 義元討捕刻彼所持刀」の側が向けられていて、またしても「織田尾張守信長」は拝めず。
・織田信長像(大雲院蔵)
・朝倉英林入道家誡
越前朝倉家七代、孝景が遺した有名な「朝倉孝景条々」を、江戸期に編纂したものかな?
・(今川)仮名目録(写)
駿河今川家のいわゆる法度、分国法。
元亀・天正年間の写しとのことなので、義元が制定した「追加二十一条」も含まれるかと。
・上杉家文書
貴重な文書類がとにかく豊富・・・展示数も図抜けていたように思います。
・毛氈鞍覆
上杉謙信が足利幕府より使用を許可されたと伝わります。
・川中島合戦図屏風(米沢本)
川の中で逃げる武田信玄を追う上杉謙信の姿が描かれています。
・姉川合戦図屏風
徳川vs朝倉が中心の構図で、私は織田と浅井の軍勢が激突した場所の地形がどのように描かれているかが観たかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。
・小田原城仕寄陣取図
小田原城の惣構も探索したので、とても興味を惹かれました。
・etc...etc...etc......
なかなかこれだけの史料が一堂に会するという機会もないでしょうし、戦国時代に関心のある方には、一度は足を運んでみる価値のあるものと思います。
図録は値段(2,500円)よりも、そのサイズ・分厚さで手が出ませんでしたが・・・(;^ω^)

代わりに素敵なクリアファイルなどをGET!
後期の展示替え後にもう一度、足を運んでみたいと思います。
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