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2017年8月26日 (土)

旧中山道 加納~関ケ原(加納城、赤坂御茶屋屋敷、他)

8月19~21日にかけ、またまた岐阜にお邪魔してきました。まだ8月だというのに、今年に入って早くも5度目(笑)
今回の一番の目的は、岐阜市歴史博物館で期間限定(8/11~20)で公開された織田信長の肖像画(長興寺蔵)を拝観すること。
19日は仕事の都合で岐阜入りが遅れたので実質移動日として、20日の朝、いつもお世話になっているゆっきーと合流し、岐阜市歴史博物館の前にまずは関ケ原にある不破関資料館へ行ってみることになりました。
その道すがら、まだ未訪だったので加納城跡にも立ち寄ってもらいました。

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加納城は慶長6年(1601)、その前年に起きた関ヶ原の戦いの前哨戦で岐阜城が落城した後、この地に封じられた奥平信昌によって築かれました。
現在では本丸、及び二の丸のごく一部が僅かにその痕跡を留めています。

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加納城本丸、その南側の石垣。

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同じく本丸南側の堀跡。

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本丸の曲輪内はかなり広い空間になっていました。
写真中央、北西角には天守台があったようです。

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本丸北側の石垣。
時期が時期だけに、雑草で見えづらいけど…(^_^;)

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本丸東面には、出枡状に突き出た枡形虎口も。
従来はこの突当りで左へ折れ、二の丸へのルートが続いていました。

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枡形の先、本丸と二の丸間の堀跡(空地部分)
発掘調査の結果、この堀は障子堀になっていたことが判明しているそうです。
テニスコートの辺りからが二の丸跡と思われます・・・若干高くなって高低差も残っていますね。

さて、それでは関ヶ原へ向けて再出発します。
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加納城跡のすぐ北側には旧中山道が通っています。
中山道は当然関ヶ原へ続いていますので、我々もそれを車でなぞるように進むことにしました。

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河渡の渡しで長良川を越えて・・・

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美江寺宿

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美江寺宿跡付近には、旧中山道の宿場名を刻んだ石柱が立ち並ぶ広場がありました。
加納、美江寺、垂井に、、、

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遊歩道を挟んだ対面には河渡、赤坂、関ヶ原、、、
左右の石柱を交互に読んでいくと、旧中山道の宿場町の並びになるようです。

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舩場ヲ径テ太田町と刻まれた道標。
平成27年、とある民家の敷地から発見されたそうです。
その家主によると、家主の父親が50年ほど前、可茂地域の道路工事現場から運んできた土砂に紛れ込んでいたようですが、その工事現場の位置については、残念ながら今となっては不明なのだそうです。

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引き続き旧中山道を進みます。
先日訪れた呂久の渡し(参照記事)で揖斐川を越え、写真の場所では道路を農道側へ渡ってすぐに右折します。すると・・・

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こんな路地に入りますが、これも旧中山道。

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しばらく進んで杭瀬川を越えると・・・

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赤坂宿へ至ります。
ここでもう一ヶ所、立ち寄りポイントへ。

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赤坂御茶屋屋敷跡
江戸~京往還のために設置された徳川将軍専用の宿泊・休憩施設で、慶長10年(1605)の完成。徳川家康や秀忠らが利用しました。

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一歩足を踏み入れると・・・いきなり趣のある土塁が出迎えてくれました。
奥には井戸跡も。

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この土塁を越えた先には・・・

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横堀がハッキリと残っていました。
こちらもいい感じです。

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なお、御茶屋屋敷跡の敷地は現在、「赤坂ボタン園」として開放されています・・・時期じゃないけど。
駐車場も完備。

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赤坂宿御使者場跡
右奥は、関ヶ原の戦い前日に起きた杭瀬川の戦いで戦死した野一色頼母を葬ったと云う兜塚

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兜塚の碑
野一色頼母(助義)は東軍・中村一氏の家老でした。

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赤坂宿を過ぎると、程なくして関ヶ原に至ります。
写真は関ヶ原の戦いで、徳川家康が最初に陣を布いたと伝わる桃配山の麓を通る旧中山道の松並木

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ゴールの不破関資料館。
不破関や壬申の乱について簡単に勉強させていただきましたが、いずれちゃんと調べた上で、関跡や壬申の乱関係地も歩いてみたいと思います。

それでは岐阜市までUターンして、歴史博物館を目指します。

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