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2018年3月26日 (月)

沖縄遠征2018 ~プロローグ~

3月16~18日、2年連続となる沖縄遠征に出かけてきました。
今回の旅のメインは2日目に渡る久米島ですが、初日は小雨の降る中、首里城周辺を散策します。

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空港からゆいレールで儀保駅まで移動、一部の参加メンバーと合流し、首里城を横目に散策開始。

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琉球王世子の邸宅、中城御殿(ナカグスクウドゥン)の井戸跡。

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中城御殿跡の石垣塀には、アーチ門らしき痕跡も。

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首里城外郭の継世門
国王が死去すると世子はこの門から城内へ入り、世誇殿で王位継承の儀式を執り行ったことにその名を由来します。

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とても見通しの良い坂道を少し下ると・・・

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こんな標柱を見かけたので、ちょっと立ち寄ってみることにしました。

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推定樹齢200年を超えるアカギの大木が、全部で6本自生しているそうです・・・誰が言ったか「六本木」(・ω・)

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根元には凄いコブ。

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大木それぞれに拝所もありました。これらの大木を崇め、祈りを捧げていたのでしょう。
一昔前までは首里城内や周辺に多く自生していまいたが、その殆どは第2次大戦で焼失してしまったようです。

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続いて県の名勝にも指定されている金城町石畳道を下ります。
尚真王の時代に築かれた軍用道「真珠道」の一部になります。

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歴史と風情を感じさせる、とても素敵な古道です。

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石畳道の途中に金城大樋川(カナグスクウフヒージャー)
金城村の共同井戸で、東側には坂道を上下する人馬が樋川の水で喉を潤すための広場もあったそうです。

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石畳道を下り切りました。

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石畳道の直線上に続く細い坂道を南へ、今度は上っていきます。

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上り詰めて振り返った様子・・・かなり高低差があります。
正面奥には、先ほど歩いた石畳道も見えていました。

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繁多川(ハンターガー)
「端(ハンタ)にある井泉」を意味するとされます。地域の生活用水として利用されてきました。

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メーミチー(前道)に残る石垣塀
戦前から残る石垣ですが、その一部は第2次大戦による空爆で破損しています。
なおメーミチーも「真珠道」の一部だったようで、往時は石畳敷きだったそうです。やはり金城町石畳道から谷を挟んでつづく、歴史ある道だったのですね。

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坊主川(ボージガー)
近くにあった神応寺や識名宮にちなんだものとされています・・・坊主が利用していた泉、ということでしょうか。
大変に美味しい水だったそうで、豆腐作りにも利用されていました。

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ちょいちょい道を間違えながらも、なんとか辿り着いた・・・識名宮
琉球八社の一つで、尚元王長子の病気回復に霊験を得て創建されたと伝わります。
尚賢王の代からは毎年1、5、9月の吉日、国王の参拝が慣例となりました。

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識名宮からタクシーでおもろまち駅まで移動し、安里八幡宮を目指して歩いている際に見かけた琉球コーラの自販機。

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安里八幡宮
こちらも琉球八社の一つです。

安里八幡に参拝したところで、この日の散策は終了。
ゆいレールで宿まで移動し、夜は国際通りへ。

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仕事の関係で2日目から合流する1名を除いたメンバー6名で集合し、久米島入りの前夜祭は楽しく盛り上がりました♪

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