「織田信長と上野国」展
今回は高崎市にある群馬県立歴史博物館へ。
目的は勿論こちら、2018年3月17日~5月13日まで開催されている企画展「織田信長と上野国」です。
関東で信長の特集展示なんて・・・なかなか貴重な機会、見逃すわけにはいきません。
天正10年(1582)3月、織田信長の命による甲州征伐で甲斐武田氏が滅亡に追い込まれると、上野国は織田家の分国に組み込まれました。
織田家の上野国支配は、本能寺の変の勃発~神流川合戦の敗戦により僅か3ヶ月足らずで終焉を迎えるのですが、江戸時代に入ると信長の二男・信雄に上野国甘楽郡2万石が与えられ、その子息によって小幡藩が成立し、7代に渡って織田氏による小幡統治が続きました。
本企画展はこうした信長・織田家と上野国との関わりを中心に、主に3部(章)から構成されています。
詳細は省きますが;
「第一章 信長」では、長篠合戦(天正3年/1575)から甲州征伐に至る間の、(おそらくは対武田戦略を念頭に置いた)信長と東国武士との関わりを、
「第二章 一益」では甲州征伐後、東国の取次役を任されて上野に入国した滝川一益の、上野~関東統治に心を砕く様子などに触れることができました。
また、「第三章 小幡の地」では小幡藩にまつわる工芸品や道具類の他、信雄関連の文書などが展示されていました。
学んできた歴史を当事者たちの生の声で伝えてくれる文書類には、目にする度に興奮を覚えますね。
ちなみに常設展示は原始~古代に関する展示が充実していた印象。
6月24日までの期間限定で
「明智光秀の源流 -沼田藩土岐家の中世文書-」
というテーマ展示(足利尊氏自筆御内書も!)も開催されていました。
知らなかった信長文書もありましたので、引き続き購入した図録で勉強していきます。
ちなみに横の箱は、ミュージアムショップで見かけて思わず買ってしまった「織田信長と天下布武クッキー」(笑)
蓋を開けてみると・・・
意外なクオリティの高さにビックリww
展示替えもあるので、会期後半にも足を運びたいのですが・・・時間が取れないかなぁ~
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