火災に見舞われた首里城によせて
2019年10月31日の未明、首里城の正殿・北殿・南殿をはじめとする計7棟が火災で全焼するという、大変にショッキングなニュースが飛び込んできました。
まだ当日のことで詳しいことはわかりませんし、そもそも出火原因や防火対策等について云々する意図で記事にした訳でもありません。
2017、2018年と2年続けて沖縄を訪問させていただき、その壮大なスケール・壮麗な佇まいに感動した首里城の主要部が失われたことがあまりにショックで、ただただ悲しく、その思いを綴っておきたくて筆を執りました。
在りし日の首里城正殿と、左に北殿。
(2017年1月撮影。以下同)
南殿
正殿二階、御差床。
正殿の地下に眠る遺構。
今となっては、こうした地下に眠る埋蔵文化財への影響が少ないことを祈るのみです。
これまで続けられてきた首里城の復元事業は、何よりも首里城や沖縄の歴史・文化に対する沖縄の方々の強い思いがあってのものと思います。
いつの日かまた、これらの建物が再建されて首里城がその雄姿を取り戻し、沖縄の人々の思いが結実する時が来ることを願って止みません。