大嘗宮を拝観
令和元年12月8日まで行われている大嘗宮の一般参観に足を運んできました。
一般参観の入場口となる坂下門。
この日は天候にも恵まれ、多くの人で賑わっていました。
なんと、桜と紅葉のコラボレーション。奥には富士見多聞櫓も。
桜は「十月桜」という品種で、4月上旬と10月頃の年2回開花するのだそうです。
なお11月30日からは、この先の乾通りも12月8日まで一般公開されます。
富士見櫓の足元を抜け、本丸跡へ。
大嘗宮は江戸城本丸、大奥跡地付近(天守台のすぐ近く)に建てられていました。
天皇陛下の皇位継承に伴って執り行われる行事の一つ、大嘗祭。
大嘗宮は、その中核儀式となる「大嘗宮の儀」が行われる場所で、即位した新天皇が新穀を神々に供え、自らも召し上がって国家・国民の安寧と五穀豊穣を祈念されます。
今回は「悠紀殿供饌の儀」が令和元年11月14日の夜、「主基殿供饌の儀」が同11月15日未明に行われました。
お供えする神饌が調理された膳屋の壁面。
宗教儀式としての性格があるため、国事行為となる「即位の礼」の各儀式とは異なり、「大嘗宮の儀」は皇室行事とされています。
それでも政教分離の原則から、公費を支出するべきではないとの意見もあり、経費節減のため、屋根が萱葺きから板葺きに変更されたり、一部の建物を組み立て式にしたりといった工法の変更もあったそうです。
後方から。
向かって右の大きな建物が「主基殿」で、左奥が「悠紀殿」。
大嘗宮は一般参観が終了すると取り壊されるそうです。
ほんの少しの間、人混みから垣間見る程度でしたが、貴重な体験をさせていただきました。
| 固定リンク
「お城、史跡巡り 関東」カテゴリの記事
- 木原城、塙城(2023.07.22)
- 島崎城(2023.07.21)
- 真壁城、中居城(2023.07.20)
- 箕輪城(2023.07.18)
- 沼田城、名胡桃城、小川城(2023.07.17)
「江戸城」カテゴリの記事
- 江戸城天守復元模型(2020.10.23)
- 大嘗宮を拝観(2019.11.30)
- 江戸歴史散歩コーナー(2019.09.15)
- 富士見多聞櫓の内部公開(江戸城)(2016.12.01)
- 企画展 「江戸城本丸大広間 -権力の舞台装置-」(2014.10.29)
コメント