滝山城の畝状遺構
最近下草が刈られ、上図A曲輪東側の畝状の遺構(水色の〇で囲んだ部分)が綺麗に見えるようになったと聞き、様子を見に行って来ました。
A曲輪
ここもかなり伐採したようで、曲輪中央を仕切るような土塁も綺麗に見えていました。
A曲輪から見下ろす東側の畝状遺構。
パッと見の印象としては、畝の規模とか雰囲気は、同じ八王子市内の浄福寺城のものに似ているような気もします。
畝が残る地点は緩やかな傾斜になっており、横堀という感じでもなさそうです。
(写真のすぐ右手は、A曲輪の切岸)
畝が並ぶ北側には、大きな竪土塁が行く手を遮ります。
縦土塁(写真手前)にぶつかって右(写真左)へ折れた先は・・・
急斜面となって、大池方面に落ち込んでいます。
(奥に大池の堤が見えています)
こうして見ていくとA曲輪下の畝状遺構は、曲輪下に残る緩斜面を横移動や足掛かりとして、寄せ手に利用させないための処置だったのかもしれないと思えてきました。
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