旧東海道 袋井宿~掛川宿
遠江旅の2日目は袋井駅まで移動し、東海道53次中、27番目の「どまんなか」に当たる袋井宿へ。
袋井宿から西、浜松までの行程は以前にも歩いているので、今回はここから東へ掛川まで歩いてみることにします。
写真左に見えているのは、袋井宿東本陣跡。
袋井宿東の出入口に建つ東海道どまん中茶屋。
スタートしたばかりでしたが、美味しいお茶をいただいたので一服。
木から吊るされているヤカンは・・・
歌川広重の「袋井」の絵を模しています。
どまん中茶屋の先で旧東海道は少し消失(黒点線部分)していますが、迂回して先へ進むと・・・
いい雰囲気で真っ直ぐに伸びていました。
木造屋形造りの、新屋の秋葉山常夜灯。
極端に道幅が狭まる旧東海道。
この辺りでもやはり、一部区間で旧街道が消失しています。
案内では一旦、県道413号線の交差点に出て迂回するルートを紹介していましたが・・・
先ほどの細い道から、車道を挟んで反対側にも歩道が続いていたので、そちらへ行ってみると・・・
県道413号線沿いの店舗の裏側から、うまいこと迂回することができました。
写真右側の道路が旧東海道になります。
旧東海道、久努の松並木。
松並木はすぐに一旦途切れますが、この後もしばらくは断続的に続きます。
油山寺道標
ここから北へ向かうと油山寺があります。
久津部一里塚跡
江戸から60里目に当たります。
さ、また松並木に入ります。
富士浅間宮赤鳥居
富士浅間宮は、この鳥居が建つ旧東海道から北へ6~700mほどの場所にあります。
現在では建ち並ぶ工場や国道、東名高速に遮られて全く見えませんが、江戸時代には赤鳥居から社殿を見通すことができたそうです。
街道の部分だけ一段高くなっています。
その昔は一帯に田畑が広がり、旧東海道は畦道(畷道)のようになっていたのかもしれません。
松並木を抜けると、名栗の花茣蓙について書かれた大きな駕籠が置かれていました。
(どうやらゴミの収集庫らしいです)
国道1号線と交差する地点にある、花茣蓙公園。
この先は一旦トンネルを潜り、国道に上がって同心橋を渡って原野谷川を越えます。
同心橋を渡ると掛川市に入りました。
同心橋を渡ったらすぐに国道を離れ、北東方向へ伸びていく旧東海道へ。
間の宿原川を過ぎた辺りから、また松並木(原川~岡津間)が続きます。
やはり松並木は、旧東海道歩きの醍醐味ですね。
松並木を過ぎ、垂木川沿いを進む旧東海道。
県道253号線を進み、国道1号線のガード下を潜った先の沢田IC南交差点は、左斜め前方へ。
趣のある道が続きます。
高くそびえるのは、お酒の醸造所のもののようです。
逆川の堤防近く。
所々に松の木が点在していました。
大池一里塚跡の碑。
江戸から59里目になります。
遠州浜名湖鉄道線の西掛川駅横のガード(写真)を潜り・・・
県道415号線と交差する地点に架かる大池橋。
歌川広重の「掛川」にも描かれた光景です。
秋葉山本宮秋葉神社へ通じる秋葉街道との追分でもあったので、橋の傍らには昭和の初め頃まで、大きな鳥居が建っていたそうです。
大池橋を渡り、県道415号線を東へ。
写真の二瀬川交差点を右折。この辺りからいよいよ掛川宿に入ります。
※ここで嬉しいサプライズが。私は道中、折々にtweetを上げていたのですが、それを見た静岡県在住のフォロワーさんがお土産を持って待っていてくださいました。
その節はありがとうございました。
こちらの二股は左へ。
県道37号線を左へ。
圓満寺に移築されている、掛川城の蕗の門。
三の丸辺りに建っていたようです。
そして掛川城。
掛川宿から先、金谷宿までの区間は以前にも歩いているので、今回はここまでとします。
2日間合わせても30㎞も歩いていないはずですが、新型コロナの影響で長距離を歩くのも久しぶりだったので、とても疲れました。
感染拡大の第三波も来ているので、今後は少なくとも冬の間は遠出は自粛です。
春になったら今度こそ、今年の春に諦めた場所へどうしても行きたいので、少しは収まっていることを願って止みません。。。
| 固定リンク
「お城、史跡巡り 東海」カテゴリの記事
- 馬伏塚城(2022.12.10)
- 久野城(2022.12.09)
- 勝間田城(2022.12.08)
- 旧東海道、藤川宿~池鯉鮒宿(2022.11.15)
- 岩津城、他(2022.08.11)
コメント