石田散薬 製造体験
2022年4月29日、運良く予約が取れたので、土方歳三資料館で開催された石田散薬製造体験会に参加してきました。
本年10月末を以っての長期休館が決まっている土方歳三資料館。
この機会を逃してはいつまた、土方歳三に関する貴重な史料の数々にお目にかかれるかわからなくなると思い、参加を決めました。
(一般の開館日は混雑するので・・・)
石田散薬の原料はミゾソバというタデ科の植物で、葉が牛の額(頭?)のような形をしていることから「牛額草」とも呼ばれています。
ミゾソバを採集してから乾燥させ、それを炒って最終的に薬研で粉状(散薬)にしていくまでには長い期間を要します。
従って体験会では予めご用意いただいた原料を用い、最終の薬研で擂る工程を体験させていただきます。
擂る前の原料(右)と、擂った後のもの(左)。
我ながら結構な仕上がりと自賛(笑)
最後は専用の包み紙に包んで完成です。
包み紙の折り方もレクチャーしていただきました。
製造体験終了後は、和泉守兼定をはじめとする土方歳三ゆかりの品々や、松平容保から拝領した島田魁の脇差土佐守藤原正宗なども悔いを残さないよう、じっくりと拝観させていただきました。
この生家の大黒柱も、しばらくは見納めですかね・・・。
見渡す限り、男性参加者は私一人きりで肩身は狭かったですが(笑)、とても貴重な体験をさせていただきました。
ずっと求めていた、石田散薬の顧客リストともいうべき「村順帳」に関する資料も入手でき、大満足です。
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