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2023年5月26日 (金)

養源院、金地院、南禅寺、他

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三十三間堂のすぐ東隣り、養源院
淀が文禄3年(1594)に、父・浅井長政の菩提を弔うために創建しました。
一度焼失しますが元和7年(1621)、今度は二代将軍秀忠の正室となっていた妹の江により、伏見城の遺構を用いて再建されました。

養源院では;
・慶長5年(1600)、関ヶ原合戦の前哨戦に於いて、伏見城で最期を遂げた鳥居元忠のものとも伝わる血天井
・杉戸に描かれた俵屋宗達筆の唐獅子、麒麟、白象などの障壁画
などを拝観いたしました。

養源院を辞した後は電車で移動、「蹴上」駅で下車して、、、

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ねじりまんぽを通り抜け、、、

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南禅寺塔頭、金地院へ。
応永年間(1394~1428)に開創され、家康のブレーンとしても活躍した以心崇伝により、慶長10年(1605)に南禅寺の塔頭として移されました。

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明智門
光秀が母の供養のため大徳寺に建立したものとのことで、明治になって金地院に移築されています。

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金地院東照宮
寛永5年(1628)の造営で、御神体の東照大権現坐像鳴龍の天井絵(狩野探幽筆)も公開されていました。

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方丈の鶴亀庭園
寛永9年(1632)、小堀遠州による作庭です。
全国に遠州作と伝わる庭園は数多くあれど、史料で確定できる確かなものとしては唯一なのだそうです。

右に鶴島、左に亀島、その間には平たい遥拝石。
遥拝石は方丈から奥に見える東照宮を遥拝する際の、祭壇的な意味を持たせて設置されたものだそうです。

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そして南禅寺へ。

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三門から見渡す南禅寺境内。

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琵琶湖疎水の水路橋、水路閣。

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京都にはもう何度もお邪魔しているのに、いつもスルーして未訪のままになっていた南禅寺。
今回、旅程に組み込めてよかったと思います。

この後は宿をとってある滋賀県大津市の石山駅へ。
ホテルの位置を確認するためグーグルマップを見ていたら、すぐ近くに今井兼平の墓所があることを知り、、、

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お参りに来ました。

今井兼平は源(木曽)義仲の腹心で、寿永3年(1184)1月21日、粟津の戦いで主君に殉じました。
元は墨黒谷という地にあったそうですが、寛文7年に膳所藩主・本多康将によって現在地に移されました。
今ではすっかり住宅地の一隅、といった風情です。

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さて、石山駅前の「東海道を旅する松尾芭蕉」像で、旅の初日は終了です。

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