カテゴリー「お城、史跡巡り 北陸」の13件の記事

2016年11月25日 (金)

金ヶ崎城、手筒山砦、敦賀城…城友会2016③

城友会2016、初日後半も引き続き敦賀市内をめぐります。

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金崎宮境内に建つ金ヶ崎城址
金ヶ崎城は元亀元年(1570)の金ヶ崎の退き口でも有名ですが、それより遡ること230年余り、建武3年(1336)には恒良・尊良の両親王を奉じた南朝方の新田義貞が拠り、足利尊氏が派遣した軍勢と戦った地でもあります。
※金ヶ崎城・手筒山砦には2度目の訪問になりますので、今回はさらっと流します。金ヶ崎城の詳細、及び「金ヶ崎の退き口」については、以下の記事を参照ください。
金ヶ崎の退き口(前篇:手筒山攻撃~浅井長政の離反)
金ヶ崎の退き口(後編:撤退開始~朽木越え)

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金崎宮から城山を登り始めるとすぐ、その尊良親王の御陵墓見込地の碑が建っている場所があります。
金ヶ崎城に拠った南朝方の抵抗もむなしく、翌1337年3月には落城します。
新田義貞は城を脱していましたが、尊良親王は義貞の子・義顕と共に自害して果てました。(恒良親王は捕縛される)
なお、金崎宮は恒吉・尊良両親王を祀っています。

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尊良親王御陵墓見込地碑は高い土塁のような場所に建っており、その足元を覗くと・・・郭のようにも見えました。

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金ヶ崎城主郭に建つ古戦場碑
書かれている内容は一見したところ、南北朝時の金ヶ崎城の戦いに関するものでした。

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主郭、月見御殿跡
元亀元年、当城を落とした織田信長もおそらく、ここに一時的に本陣を移しています。

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金ヶ崎城から尾根続きに、途中3本ほどの堀切を見ながら手筒山(天筒山)を登ります。

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こちらも堀切の底。

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手筒山展望塔からの眺め。
こちらは金ヶ崎の退き口の折、朝倉の軍勢が進攻してきた木ノ芽峠方面

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時計回りに南へ目を転じると、浅井長政の軍勢が敦賀に姿を現した場所(高架の架かっている辺り)に・・・

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信長が撤退していった関峠方面も一望のもと。
ここからの光景は、何度見ても興奮します。

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手筒山から見下ろす金ヶ崎城と敦賀湾。
帰りもあの尾根の先端まで歩いて下山します。

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さて、次に向かったのは敦賀城跡に建つ真願寺
最近リホーム?したらしく、1年半前に訪れた時とは雰囲気がだいぶ変わっていました。

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本堂も・・・

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本堂前に安置されている敦賀城の礎石

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真願寺のすぐ脇には、敦賀城の堀跡も。

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市立敦賀西小学校前に設置された石碑。

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その石碑から続くこちらの路地は、旧若狭街道です。

さて、これにて初日の行程は終了です。
この後は一旦ホテルに落ち着き・・・

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敦賀駅前のお店で懇親会♪

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初日の城攻めを慰労して・・・カンパーイ☆

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美味しい海の幸に舌鼓を打ちました♪
そして宴は、城友会恒例のカラオケへ・・・

ホテルに帰りついたのは、深夜12時を回っていたかな?
毎度のことですが、城友会はカラオケが一番疲れる(笑)

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2015年5月28日 (木)

氣比神宮

5月24日、敦賀で迎える旅の2日目。
敦賀まで来たら、やはりここは外せません・・・

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という訳で越前国一の宮、氣比神宮にお参りです。

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朝の柔らかい陽射しに照らされて、とても荘厳な雰囲気が醸し出されていました。

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氣比神宮拝殿

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早朝とあって参拝客も少なく、ゆったりした気分でお参りできました。

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境内北側の駐車場北隅には、氣比宮古殿地
氣比神宮の本殿などは元々この鳥居の向こう側、現在は小学校の敷地になっている場所に建っていました。
ところが昭和20年の敦賀大空襲で社殿の殆どが焼失し、更に戦後、境内地が学校用地とされたため、昭和25年になって現在の場所に移して再建されたのだそうです。


さ、それでは金ヶ崎の退き口巡り、後半戦に向かいます!

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敦賀城跡…真願寺

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5月23日、旅の初日のラストは敦賀市内の真願寺へ。
大谷吉継敦賀城跡に建ちます。山門前には敦賀城跡の碑も。

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真願寺本堂

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本堂前に保存されている敦賀城の礎石

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周囲を流れるこちらの水路は、敦賀城の堀跡です。

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ここで日もだいぶ落ちてきたので一旦ホテルにチェックインし、夜は同行のあっぴん。さん・流星☆さんと敦賀駅前で飲み会♪
意外とお店が少なく、席を確保するのに苦労しましたが…(^_^;)

21時過ぎにはゆっきーも合流して2次会☆
楽しく盛り上がりましたとさ♪

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2012年9月27日 (木)

2012年9月17日 北陸の旅 3日目Part2 福井市街

再び福井市街に戻って「市立郷土歴史博物館」「養浩館庭園」「自性院」と回り、最後にGSでガソリンを満タンにしてからレンタカーを返却。2日間世話になったね、ヴィッツ君♪
特急の時間までは昼食に「鯖かつ丼」を食し、喫茶店で涼み、念願?だった鯖のへしこを仕入れたりして過す。午後3:44、特急サンダーバードで福井を発つ。
※トンネルを抜けて敦賀辺りに出ると、バケツを引っ繰り返したような豪雨。つくづくギリギリのところで天候には恵まれた旅だった…。ま、京都からの乗換の新幹線が台風の影響で大幅に遅れたが、無事に帰れたしね。

今回は特に車のお陰で時間をとても有意義に使えた。その分、お金もかかっていますが…(笑)
今回の旅で通算訪城100城超えた。更に現存12天守も11箇所までクリア。残すは松江城、そして北海道・九州・沖縄以外で未踏破の都道府県も鳥取・島根を残すのみ!自ずから、次に目指す場所がバレバレですね(笑)
でもその前に、来月はF1!!鈴鹿ですよ♪

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福井市立郷土歴史博物館の裏、福井城舎人門。

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松平春嶽像

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福井市立郷土歴史博物館
常設展は無料ですが、10月には「大坂の陣と越前勢 真田幸村×越前勢」という特別展が開催されます(有料)。ご参考までに…。

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養浩館庭園

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お市の方菩提寺、自性院。

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お市の方碑

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こちらのサンダーバードで福井ともお別れ。
3日間、楽しかったな!

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2012年9月17日 北陸の旅 3日目Part1 一乗谷

楽しい時は矢の如し、早くも3日目。この日もホテルで朝食を摂ってから8時前に出発。
最終日の最大の目的は何といっても一乗谷。天正元年(1573)、織田信長の軍勢に滅ぼされるまで五代約100年に渡って朝倉氏が繁栄を誇った地。長年来たくて焦がれていた場所、とても楽しみ。

福井市街からはほんの10km程度の距離。「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館」を過ぎると早速、北の玄関口「下城戸」がお出迎え。まだ車の通りも殆どないので路駐しながら「下城戸」→「朝倉景鏡館跡」とカメラに収め、「復原町並」の駐車場に車を停める。
ここからは自転車を借りて観て回るつもりだが到着した時刻は8:30、窓口は9時から。少々迷ったが時間を無駄にはしたくないので窓口のガラス戸をノック、無理言って早めに貸して貰った(^^;
お陰で山城以外は隅々までじっくり観ることが出来た。もう本当に楽しかったし、来れて幸せ。ここから先は写真の方で♪
※貸し自転車は無料(デポジット1,000円)で復原町並の管理等と一乗谷朝倉氏遺跡資料館にあります。

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車での通りがかりに♪
奥が一乗谷の北の玄関口、下城戸。

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朝倉景鏡館跡

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復原町並の駐車場に車を停め、レンタルサイクルで南から♪
御所・安養寺跡
奈良興福寺を脱出し、朝倉家に庇護を求めた後の足利15代将軍・義昭が住んでいた場所。

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南の玄関口、上城戸
ここと先程の下城戸の間は現在「城戸ノ内町」という住所。なるほど!

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一乗谷川
向こう側は、、、諏訪館跡の辺り。

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諏訪館跡庭園

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9時になったので、復原町並へ。

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こうやって見ると、まさに「谷」!

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うわぁ…何とも言えない造形美!(いや、造成美かw)

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朝倉館
早い話が朝倉家当主の館跡

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朝倉館の唐門

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朝倉義景墓所

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朝倉館俯瞰

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湯殿跡庭園

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英林塚
初代・朝倉孝景墓所

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はぁ~何だか本当に戦国期の栄華が薫ってくる風情だなぁ。

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おっと。こちらが今回お世話になったチャリ(笑)
一乗谷は北から南に向かってずっとなだらかな上り坂になっているが、ギアだけでも充分イケる!…電動もありますが。

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瓜割清水
当主の生活用水としても使われていたとか。

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南陽寺跡庭園

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平面復原地区

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平面復原地区の向かいにあるお蕎麦屋さん。
少し迷ったけど、まだお腹が空いていなかったのでパス。

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下城戸を出た先、県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館。
ここでも自転車の貸し出しやってます。

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資料館ロビーにあった一乗谷の模型。
反射で分かり辛い!(>_<)

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一乗谷、よかった。。。
さぁ、旅も大詰め。福井市街に戻ります。

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2012年9月16日 北陸の旅 2日目Part6 北ノ庄城、他

大野城訪問後、福井駅前に戻る。カーナビを頼りに北ノ庄城跡(柴田勝家居城)や西光寺(柴田家菩提寺)を回った。
ホテルに帰着後、シャワーで汗を流してから飲みに出掛ける。容赦ない暑さと運転の疲れもあって酔いの回りが早い。。。早めに部屋へ戻ったが、あっという間の寝落ち(笑)

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北ノ庄城址、柴田神社境内のお市の方像

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出土した北ノ庄城の石垣
・・・雑草取ってくれ(笑)

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浅井三姉妹→左から茶々(淀)、小督(江)、初
ちなみに昨年の大河ドラマ、樹里さんはこのくらいの年頃から江を演じてましたw

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これは福井城の石垣

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北ノ庄城主、柴田勝家像

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足羽川に架かっていた半石半木の奇矯「九十九橋」のレプリカ。
右に置いてあるものが実際に使われていた石材。

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柴田勝家の菩提寺、西光寺。
入口が分からず、しばらくウロウロ。だって、まさかここがお寺だなんて…ねぇ?

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柴田勝家、お市、そして勝家の養子・勝豊を祀ったお墓。

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朝倉貞景寄進の梵鐘

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2012年9月16日 北陸の旅 2日目Part5 越前大野城

永平寺参拝を終えた段階で時刻は午後1時過ぎ。思っていた以上に渋滞もなくて順調。もう少し欲張ろう。
永平寺から長閑な田舎道を走ること20km強。越前大野城へ。ここの本丸へ登る階段、結構堪えた・・・(^^;
あまり予備知識もないままでの訪城だったが、ここの復興天守は割りと小奇麗だったな。本丸に建つ金森長近像の顔立ちには、思わず微笑ましくなった・・・(笑)

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うひゃ~結構きついぞ、この階段。。。

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越前大野藩7代藩主、土井利忠像
教育・軍政改革を成し遂げ、名君と呼ばれる。

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階段状の帯曲輪が崩れた跡だろうか?

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武者階段

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こちらは金森長近の像。
なんか…表情が可愛いw

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越前大野城、復興天守

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こちらもいい眺めだ♪

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2012年9月16日 北陸の旅 2日目Part4 永平寺

またまた移動。今度は曹洞宗大本山、永平寺へ。まずは昼食に、車を停めた蕎麦屋で名物のおろし蕎麦(辛味大根がピリッと効いて美味♪)と天ぷら蕎麦のセットを頂いてから。
さて永平寺。詳しい由緒とかは正直まだ勉強していない(笑)たまたま事前に見ていた「るるぶ」で目にし、その荘厳な雰囲気に惹かれて来てみた。
拝観料を払って境内に入るとまず、畳の上に座らされて合掌。お坊さんによる拝観の注意などの説明を受けて再び合掌。その上で見学スタートとなる。
そして見学ルートもきっちり決められていて他の観光寺院と違い、拝観料を払えば自由に境内を散策、という訳にはいかない。しかし実際に修行している僧侶の様子を見学できたりするし、これはこれでいい経験。また、人によって焼香の作法も違い、興味深かった。

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曹洞宗大本山、永平寺

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こちらにも静謐な雰囲気が漂います。

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仏様が船に乗っちょる。

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通用門。こちらで拝観券を購入します。

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傘松閣の絵天井

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仏殿

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一文字廊下

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福井藩主・松平家の廟所

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永平寺門前、車を停めてお蕎麦を頂いたお店。

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2012年9月16日 北陸の旅 2日目Part3 丸岡城

本日3ヶ所目は丸岡城。東尋坊からは一般道で3~40分くらいだったかな。
この城は柴田勝豊(勝家養子)によって築城され、天守は全国に12残る現存天守の一つ。しかも創建は犬山城に次ぐ古さと想定されている。
また、後に城主となった本多成重の父・重次が書いた日本一短い手紙として有名な
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」(お仙=仙千代→成重)
の石碑や、麓にはこれをもじったお店まである(笑)主郭部の遺構はこじんまりとした印象だが周辺に広がる田園風景ともマッチして、とても雰囲気のいいお城でした。

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さぁ、早速登りましょう!

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全国12現存天守の一つ、丸岡城!
戦国末期の創建で犬山に次ぐ古さを誇る。

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人柱お静の慰霊碑。。。

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石のしゃちほこ。こんな重いの乗っけてたの!?

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天守からの眺め!

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「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
by 本多重次(日本一短い手紙)

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周囲の田園風景ともマッチして雰囲気のいいお城だな。

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2012年9月16日 北陸の旅 2日目Part2 東尋坊

さて、福井城の後は駅前へ。予め予約してあったレンタカーを確保。今回行こうとしている観光・史跡スポットが悉くアクセスに難がある為、車での移動を選択した。
福井市街を抜けるとすぐに田園風景が広がる。どこまでも続く稲穂の絨毯と美しい山並みのいかにも「和」な風景に、心も目も奪われそうになりながら軽快なDriveを楽しむこと40分強、東尋坊に到着。
※一部不愉快なこともあったが、あえて今更ここに記すことは避けます。現地からTwitterでは呟いていましたが(^^;

よく晴れた青空の下、眼前に広がる日本海は見事なオーシャン・ブルー!期待以上の絶景(東尋坊タワーは詐欺みたいな眺めだったけど・・・)に暑さも忘れた。
私のボキャブラリーでは表現しきれないので、あとは写真で(^^;

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おー!あれが東尋坊タワーか。では早速…

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って、全然見えないじゃん!東尋坊…
これで500円ってありえないだろ。。。

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さ、気を取り直して。この商店街を抜けると…

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東尋坊!よく晴れたから海が綺麗だー!!

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うわ~本当に断崖絶壁!

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チャレンジャーだな、あのコ(笑)

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さっきのコが立っていたの、あの先端…(^_^;)

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んーやっぱり海は気持ちいい!

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駐車場に戻ろうとしたら、面白い猫ちゃんが(笑)
手足をピーンと伸ばして仰向けに固まったまま寝ちゃいますww

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